パッとしないお天気で、お盆休みも終わってしまいます。
まだ豪雨が続く地域もあり、予定通りに行かなかった方もいるかもしれませんが、
それぞれに楽しい時が過ごせた事と思います。
あるモノの完成品が見たかったのですが、残念ながらその展示はありませんでした。
でもショーケースの中に、思いもしなかったモノが。ちょっと驚きました。
最近、バンダイから発売された驚愕の大型キット、1/144 「NZ-999 ネオ・ジオング」。
OVA「ガンダムUC」最終話に登場のラスボス。
その大きさゆえ不可能と思われた1/144で速攻キット化され、話題でした。
ネットで画像などは見ていましたが、ここまで巨大だとは。
何かもうプラモデルなどというシロモノではない。
その砲身の長さゆえ全長1mに及ぶ「デンドロビウム」が衝撃だったが、それに勝るとも劣らない。
これはとにかく実物を見ないと、実感としてわからないと思うが、例えば上右画像のよう。
機体上部に通常の1/144の機体が収まっているのだ。
全高680mm。ガンプラ史上最大のパッケージサイズ。重量8kg。立体として塊としての
ボリュームは、間違いなく画像以上である。しかし破綻なく見事にキット化されている。
毎度言っているが、恐るべしバンダイの技術力、企画力、販売力。
いや、素晴らしい時代である。
もう一つの驚きは同じくガンプラ、1/100 「MSN-04II ナイチンゲール」。
1988年の「逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン」という小説に登場し、
ガレージキットが発売され、人気のあった機体。
当時はそのサイズ、造形の複雑さ、小説だけの登場などの理由から、
残念ながらバンダイからのキット化は無かったが、
「RE/100(REBORN-ONE HUNDRED)」という新しいカテゴリーから、発売が決まっている。
新カテゴリー「RE/100」は、進化しすぎたMG(マスターグレード)を一度リセット、初期のMGに戻し、
これまでキット化が躊躇された機体を、素早くリリースしようと提案されたという。
例えば最近のMG準拠の構成でこれをキット化すれば、15,000〜20,000円程度には
なってしまうかと思われるが、フォルムやディテールには出来るだけ妥協せず、
1/100 MGのような内部構造の再現などはオミットし、8,000円台で発売される。
数字だけ聞けば高価とも思えるが、最近のキット価格から見れば納得ではないだろうか。
まだ最終商品形ではないが、MGを見慣れた目からすると、やはり表面ディテールが物足りなく、
発表されたパーツ構成から見ると、MGとは違いパーツ接合線の処理や、それなりの工作技術が
必要と見えるが、バンダイからキット化されるだけで十分な驚きであり、喜ばしい事なのだ。
26年、待ったのだから。
第2弾に「ガンダムMk-III」、第3弾に「ガンダム試作4号機(ガーベラ)」が予定されている。
いやいや、素晴らしい時代である。
月曜日からまたお仕事の方も多いでしょうね。なかなか気持ちの切り替えがね。
まだ暑い日が戻ってきそうです。お互い、体調には気をつけて。
本文中の画像・動画は ”ボークス” ”バンダイ” ”画像検索” より。