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     ようこそ。ここはワタシ的なんでも有りのページ。Appleな話や趣味など。訪れた誰かの中に何かの種を蒔けたら、うれしいのですが。よろしかったら、どうぞよろしく。                 B o o k m a r k o f M y L I f e             

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不思議な光景。


駅までの道の曲がり角にある家に、白茶の可愛いネコがいます。
朝か夕方に通りかかると、庭に座り込んで通りかかる人や車を見ていたりして、
たまに道に出てきている時に声をかけると、「にゃー」と答えてくれます。
そこでこんな光景を見かけることがあります。何度かの断片をまとめてみると⋯。

朝と夕方のある時間になると、ネコは道に出てきて何かを待っているようです。
しばらくすると遠くにイヌを連れたおじいさん(時にはおばあさん)の姿が見えてきます。
いつもの散歩なのでしょう。
ネコは耳を立て首を伸ばしてそれを確認すると、「にゃー」と一声鳴いて飛び出していきます。
何故かまっしぐらにおじいさんとイヌのところに。

穏やかそうなおじいさん。
黒と灰の雑種と見えるイヌも若くはないようです。
おじいさんと同じ足取りで少し前を歩いていきます。
ネコはというとしっぽをピンと立て、
何だか嬉しそうにその1人と1匹を先導しています。

おじいさんはネコにもイヌにも声をかけることもなく、イヌはそのネコを気にする風もなく、
ネコは後ろを振り返りながら、時おり「にゃー」と鳴いて歩いていきます。
その様子はちょっと得意げにも見えました。

一度だけ近所のおばさんでしょうか、「今日もいいわねぇ」と
ネコかイヌに声をかけるのを聞きました。
きっといつもの光景なのでしょうね。
おじいさんは少し微笑んで頭を下げ、2匹はそれに答えることもなく、ゆっくりと歩いています。
その1人と2匹は何もしなくても、それぞれのやり方で通じ合っているように思えました。

少し歩いてから振り返ると、 1人と2匹は
     曲がり角を曲がって見えなくなり、 ワタシはまた歩き出しました。
       本文中の画像・動画は ”Google画像検索” より。
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