いよいよF1が日本に帰ってきました。今年は30年ぶりの開催となる新生、富士スピードウェイ。
ワタシが初めてF1を見たのが、日本で初めて開催された富士でのレースでした。
記憶はおぼろげですが、豪雨のなか白とオレンジに塗り分けられたマルボロ・マクラーレン M23?
を駆ったジェイムズ・ハントが、ドライバーズ・タイトルを決めたのではなかったでしょうか。
それから一時期、離れたときはあったものの、F1を見てきました。
ターボの廃止、フラットボトム規制、空力の劇的進化などさまざまな波を経て、
それを駆るドライバーも多様なヒーローが、現れては消えて。
ニキ・ラウダ、ケケ・ロズベルグ、ジル・ヴィルヌーブ、アラン・プロスト、ネルソン・ピケ、
ナイジェル・マンセル、ゲルハルト・ベルガー、ミハエル・シューマッハ。
そして、アイルトン・セナ。
そんな彼らのマシンを開発してきた奇才たち。
ゴードン・マーレイ、ロリー・バーン、ロス・ブラウン、エイドリアン・ニューウェイ。
個性たっぷりのチーム・オーナーたち。思い出せばきりがない。
2007年9月29日、Rd15 富士スピードウェイ 予選。
雨と霧の中、まずはフェラーリのマッサがトップタイム。
注目の佐藤琢磨、山本左近、両日本人ドライバーは残念ながら第1ピリオドで姿を消した。
この悪天候で各チーム、路面とタイヤのマッチングに苦しんだようである。
加えてデータの少ない新コース。

最終セッション、チャンピオン争いの一方の雄、アロンソがトップに立ち、
なおも自己タイムを更新していく。しかしニュータイヤに履き替え、
最後の一発勝負でトップに立ったのはハミルトン。新生富士の初代ポールシッターに輝いた。
脅威の新人、F1界初の黒人ドライバーが、F1史上初のルーキー・チャンピオンに大手をかけるか?
14万の観客と全世界の視聴者が明日、結果を見届ける。
あ、ワタシ明日見られないかもしれないなぁ。なんてこった。どうしよう⋯。
本文中の画像・動画は ”Google画像検索” より。