心配された大型雨台風。ここらでは予想していたほどの雨もなく過ぎ去りました。
ニュースを見るにつけ”局地的”というキーワードが気になります。
文庫化されたのを機に、気になっていた「田宮模型の仕事」を読みました。
著者は日本が世界に誇る(株)田宮模型社長、田宮俊作氏。
国産プラモデル第1号は、マルサンから発売された1/300の
世界初の原子力潜水艦ノーチラス号。今年はそれから50年。
父の経営していた木製模型会社のたったひとりの企画設計室、
リンゴ箱の上で図面を描いた頃から始まり、
世界のTAMIYAとなった現在までの氏と
周囲の涙と笑いと驚きが、飾ることなく書かれています。
当時の自分と周りの情景を思い出しとても懐かしく、
あのキットの裏にはこんな苦労があったのかと驚かされます。
取材のため東西冷戦時のソ連大使館に乗り込み、当時は高嶺の花のポルシェを購入・解体。
業界の常識を覆し、自社での金型製作のため技術者を養成する。
こちらの視線で眺め、新たなムーブメントを創り支えていく。
そんな氏の本気な情熱と創意の原点は、模型ファンたちと同じ「模型が好き」という事なのです。
実物をそのまま縮尺して立体化しても違和感がある、とよく言われます。
より”らしく”見せるためのごく微妙なディフォルメ、表現すべき情報の取捨選択のセンス。
そして氏がこだわる組み立てやすさ、組立そのものを楽しむための工夫が、
タミヤの真骨頂だと思います。日本にタミヤがあって本当に良かった!
弾丸が曲がるのが気になって「ウォンテッド」を見ました。
狙撃・攻撃シーンは監督独自の「殺しの美学」が感じられ、方法も映像もスタイリッシュ。
殺戮シーンはなかなかバイオレンス。噂だと3部作になるとか。
サンシャイン水族館のアリクイの「タエ」がまた逃げ出したらしい。
自分で戸を開けるからね。何を思っちゃったのかな。
お腹空いたろ。早く出て来いよー。
本文中の画像・動画は ”Amazon” より。