また鹿男の話。恐縮です。なんか気に入っちゃって。
寝る前にベッドの中、二晩で読みました。
想像以上に面白かった。久しぶりの日本人作家の小説でした。
壮大な仕掛けと日本滅亡の危機を軽妙なリズムと笑いで
ファンタジックに展開。一気に読ませられます。
興味のある方はぜひご一読を。
筆者の万城目は「まきめ」と読むのですね。
「まんじょうめ」だと思い、ウルトラQの「万城目くん」を
思い出してしまいました。古い話だ⋯。
文字と映像、両者の違いもまた楽しみ。登場人物の背景や展開、 台詞、 ラストの着地。
表現媒体として別物ですからどちらが良いというものでもありませんが、ワタシは映画やTVを見た後で原作を読む事が圧倒的に多いので、 文字が映像と音になって、 ページに鮮明に浮かび上がります。
奈良になど行ったこともないのに、 懐かしい感じさえしてしまいました。
原作では男性でやや控えめな関わりの藤原くんですが、 TVでの綾瀬はるかの藤原くんは、
ピッタリのキャスティングだったと思います。女性だったからこその展開でしたね。
映像のほうが、鹿や登場人物たちの変な人ぶりがパワーアップされています。
TV最終話タイトルバック後のシーン、 鹿の「ひひひひ」が大好きです。

TVでは明かされなかった鹿の秘密も面白かった。奈良の鹿に会いに行くときはポッキーを忘れずに。
でも勾玉は置いて行きましょう。大変な役を渡されるかも知れませんから。
本文中の画像・動画は ”フジテレビ” より。