クリスマスも終わって残るはお正月。メインイベントでしょうか。
我が家では甥っ子の大学合格が決まったので、めでたい正月が迎えられそうです。
さて、このタイミングで古いお話でなんですが…。
今年を振り返る的なTV番組で紹介されているのを見て、思い出しました。
今年1月に東京新聞に掲載された記事をきっかけに、TVでも取り上げられ話題になったもの。
当時はココで紹介はしなかったのですが、知っている方もいると思います。

ジャネル・ホフマンさんご家族。中央後ろがグレゴリー君。
2011年のクリスマス、アメリカはマサチューセッツ州に住むお母さんブロガー、ジャネル・ホフマン(Janel Burley Hofman)さんが、13歳の息子グレゴリー君にiPhoneをプレゼントしました。
箱のなかにはiPhoneとともに彼女が息子にあてた使用契約書が入っていました。そこには⋯。
グレゴリーへ。
メリークリスマス!あなたは今日からiPhoneのオーナーです。やったね!
あなたは責任感のある賢い13歳の男の子、このプレゼントは相応しいと思います。
でもこのプレゼントを受け取ると、同時にルールや規則が付いてきます。
次の約束をゆっくり読んでください。
あなたが健康で豊かな人間性を持ち、テクノロジーをうまく活用していけると信じていますが、
これが私の役目だと理解してくれることを願っています。
以下の約束を守ることができなかった場合、あなたのiPhoneを取り上げますよ。
あなたを本当に愛しています。これからあなたと何百ものメッセージ交換をするのが楽しみです。

この約束を守ってくれることを願っています。
ここにあるほとんどの約束は、人生を大切に生きるための条件にも当てはまるものだから。
あなたは常に激変していく世の中で成長しています。とてもエキサイティングな体験だと思う。
できるだけシンプルに物事を考えていってください。どんな機械やガジェットよりも
自分の力強い意思と大きな心を信じてください。
あなたを愛してる。あなたの素晴らしいiPhoneを楽しんでね。
母より。
”母と息子の18の約束”。その内容には賛否両論あるようです。
もう少し大きくなるまではiPhoneは与えないという選択もあると思いますが、
グレゴリーくんを信頼してのプレゼントに添えた、親としての願いだと思います。
スマホを日常使っている大人のワタシたちはどうでしょうか。
読んでみればごく当たり前のことのようですが、当たり前がなかなかできないことも。
”やりたいことができる”状況に対して、
”できるけどやらない、やってはいけない”選択は、難しいけれど大切。
”時”や”場所”を適切に判断しなくてはいけませんね。優れた道具を上手に使いこなしたいと思います。

ホフマンさんのブログにはご家族の写真が多数掲載されています。
きっと仲のいい楽しいご家族なのですね。
今日で仕事納めの方が多いでしょう。どうぞゆっくり年の瀬をお過ごしください。
本文中の画像・動画は ”Janell Burley Hofmann” より。